CD24上の1アミノ酸がアラニンからバリンに変わっている人は多発性硬化症になりやすい
Free!オハイオ州に住む多発性硬化症患者242人と健常人207人を対象にした調査から「免疫細胞上で発現するタンパク質・CD24の1アミノ酸がアラニンからバリンに代わる一塩基置換を2コピー持つ人(CD24v/v)は多発性硬化症に2倍なりやすい」という結果となりました。
2003年12月9日のProc Natl Acad Sci U S A誌オンラインバージョンに発表された研究成果です。
また、CD24v/vの人の50%はわずか5年目で重症度が6到達しており、病気の進行が早くなっていました。一方CD24a/vまたはCD24a/aの人が重症度6に到達する期間はそれぞれ16年と13年でした。
CD24v/vの人は末梢のT細胞上でCD24が高発現していました。
- Possible Susceptibility Gene for Multiple Sclerosis / Genome News Network
2020-07-03|多発性硬化症
+ ミエリン蛋白質PLP1抑制薬でマウスのペリツェウス・メルツバッハー病が解消
2020-05-21|多発性硬化症
+ Oscine社が開発している前駆グリア細胞の移植でマウスの多発性硬化症が改善
2020-03-26|多発性硬化症
+ Novartisに先を越されたBMSの多発性硬化症薬ZEPOSIAを米国FDAが承認
2020-02-09|多発性硬化症
+ メチオニン制限で多発性硬化症等の炎症/自己免疫疾患の発症/進行を食い止めうる
2019-12-18|多発性硬化症
+ お金の管理が苦手な多発性硬化症患者は遂行機能が弱く、うつ症状がより酷い
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。