発育不全の乳幼児に心理社会的な刺激治療を施すと思春期の気分や注意機能が改善する
Free!生後9-24ヶ月の発育不全の乳幼児129人を以下の3治療グループに振り分け、それぞれで2年間治療し、治療された乳幼児が思春期(17-18歳)に達したときのそれぞれの治療の効果を比較した長期追跡調査の結果が医学誌に発表されています。
3つの治療は以下の通りです。
・栄養補充(ミルクをベースにした乳児用ミルクの1週間1回補給)
・心理社会的な刺激(母親と子供に毎週1回実施)
・栄養補充+心理社会的な刺激
この試験はジャマイカの首都・キングストンの貧困地域で実施されました。
研究の結果、心理社会的な刺激治療を受けなかった乳幼児に比べて、心理社会的な刺激治療を受けた乳幼児は、思春期後半に不安、うつレベルが低く、自分により自身を持っていると分かりました。
一方長期間持続する作用は栄養補助には認められませんでした。
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