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PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
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血圧と痛覚は関連している

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2006-03-01 | コメント

血圧が僅かに高い若い成人125人を対象にした試験の結果、痛覚のオピオイド遮断と高血圧のリスクには相互関係が認められると分かりました。


125人は、痛覚閾値を調べるテストの60分前にオピオイド遮断薬・ナルトレキソン(naltrexone)またはプラセボを服用しました。利き手を冷水に2分間浸す、または耐えられるだけ浸しておくという試験で痛覚閾値を調べました。

この試験の結果、オピオイド遮断の有無に関わらず、血圧が上昇するにつれて痛覚感受性が低下すると示唆されました。

また、血圧が高めの被験者では痛みの感受性が低下しており、この痛覚感受性低下はオピオイド遮断によって回復しました。

今回の結果とこれまでに得られた成果から、高血圧の初期ステージでは内因性のオピオイド鎮痛メカニズムが異常を呈していると考えられました。

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