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Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

Novartis社 インスリン産生を促進する経口化合物・LAF237の第2相試験結果

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2004-06-07 | コメント

2004年6月6日、Novartis社はmetforminだけではコントロール不能な2型糖尿病患者を対象にしたmetformin+LAF237(経口製剤)の第2相試験結果をAmerican Diabetes Associationの年次総会で発表しました。


この試験で、metforminとLAF237の併用による血糖値降下作用は1年間持続することが確認されました。またメトフォルミンだけの場合に比べて、metformin+LAF237ではHbA1cレベルが1.1%低下しました。

LAF237はDPP-4という酵素を阻害することにより、GLP-1というホルモンレベルを増加する作用があります。GLP-1は食物に反応して小腸から分泌されるホルモンで、インスリン産生を刺激する作用があります。また、GLP-1はグルカゴンの分泌を抑制する作用があります。グルカゴンは肝臓での糖新生を促進するホルモンです。

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