Novartis社 インスリン産生を促進する経口化合物・LAF237の第2相試験結果
Free!2004年6月6日、Novartis社はmetforminだけではコントロール不能な2型糖尿病患者を対象にしたmetformin+LAF237(経口製剤)の第2相試験結果をAmerican Diabetes Associationの年次総会で発表しました。
この試験で、metforminとLAF237の併用による血糖値降下作用は1年間持続することが確認されました。またメトフォルミンだけの場合に比べて、metformin+LAF237ではHbA1cレベルが1.1%低下しました。
LAF237はDPP-4という酵素を阻害することにより、GLP-1というホルモンレベルを増加する作用があります。GLP-1は食物に反応して小腸から分泌されるホルモンで、インスリン産生を刺激する作用があります。また、GLP-1はグルカゴンの分泌を抑制する作用があります。グルカゴンは肝臓での糖新生を促進するホルモンです。
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