Axonyx社 アルツハイマー病治療薬候補・Phenserineの開発を中止
Free! 2005年11月7日、Axonyx社は、アルツハイマー病治療薬候補・Phenserineの開発を中止したと発表しました。
Axonyx社はPhenserineの2つの第3相試験結果を9月に発表しました。残念ながら、どちらの試験でもプライマリーエンドポイントを達成できませんでした。
Axonyx社によると、統計学的な有意差はつきませんでしたがプラセボとPhenserineの有効性に差はあったとのことです。有意差を打ち出すには大規模な臨床試験が必要であり、お金がかかりすぎるのでPhenserineの開発を今回打ち切りました。
Axonyx社は、Phenserineの改良バージョンは現在のPhenserineよりも効果があると信じており、お金を出して開発してくれる会社に改良型Phenserineをライセンスしたいと考えています。
現在進行中の活動が終了した後は、Phenserineの開発に関わる活動には一切資金を充てるつもりはないとのことです。
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