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PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

Bioge-Idec社 乾癬性関節炎患者を対象にしたAMEVIVE (alefacept) の第2相試験結果発表

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2005-11-16 | コメント

2005年11月15日Bioge-Idec社プレスリリース:乾癬性関節炎患者185人を対象にした抗TNF製剤・AMEVIVE (alefacept)+メトトレキセート vs メトトレキセート+プラセボの第2相試験結果がAmerican College of Rheumatologyの年次総会で発表されました。


この試験は2重盲検試験とオープン試験の2パートで成り立っています。最初のプラセボ試験には185人が参加し、123人はメトトレキセートと共にAMEVIVE 15mgが1週間毎に12週間投与されました。残りはメトトレキセートとプラセボが投与されました。12週間の治療期間後は12週間の観察期間が設けられています。

24週間の2重盲検試験後にはAMEVIVE投与のみの24週間の試験が続きました。このオープン試験では最初の12週間にメトトレキセートとAMEVIVEが投与され、その後の12週間を観察期間としました。

最初のパートの試験結果は2005年2月18日に既に発表されています。24週時点で、AMEVIVE治療患者の54%がACR 20を達成しました。一方プラセボでのACR 20達成率は23%でした。オープン試験終了時の48週までAMEVIVEの症状緩和効果は持続していました。

奏効率に加えて、今回新たにAMEVIVEの関節障害の進行緩和作用が発表されました。24週時点での解析の結果、AMEVIVE+メトトレキセート治療群の方がメトトレキセート+プラセボ投与群に比べて関節の障害の進行スピードが遅くなっていました。ただし、48週時点では、関節の障害の進行抑制作用があるとはいえませんでした。

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