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IKKの阻害は脳卒中の有望な治療法となりうる

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2005-11-16 | コメント

IκBキナーゼ複合体・IKKは、NF-κB依存性遺伝子転写を調節するシグナル伝達の中心的な要素となっています。IKKの脳内での機能は分かっていませんでした。


脳卒中のマウスモデルの実験から、遺伝子操作でIKKの活性化を阻害すると梗塞領域を著明に抑制できると分かりました。逆にIKKの活性化状態を持続させると、梗塞領域が拡大しました。

また、IKKの阻害剤を投与すると、遺伝子操作した時と同様に梗塞領域と細胞死を減少させることが出来ました。IKK阻害剤のtherapeutic time windowは4.5時間でした。

この結果から、IKKは脳卒中後の脳障害と細胞死において重要な役割を担っており、IKKの阻害は脳卒中治療において有望と考えられました。

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参考文献
  • IKK mediates ischemia-induced neuronal death. Nature Medicine Published online: 13 November 2005; | doi:10.1038/nm1323
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