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Pfizer社とIncyte社 新規のCCR2アンタゴニストの開発、製造、販売で研究・ライセンス提携

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2005-11-22 | コメント

2005年11月21日、Pfizer社とIncyte社は、新規のCCR2アンタゴニストの開発、製造、販売で研究・ライセンス提携したと発表しました。


この提携により、Pfizer社は、Incyte社のCCR2アンタゴニスト化合物ポートフォリオの全世界での開発・販売権を獲得しました。このポートフォリオの中で最も開発が進んだ化合物は、リウマチ患者とインスリン抵抗性肥満患者を対象にして第2相試験が進行中です。

前臨床試験の結果から、CCR2アンタゴニストは動脈硬化症、糖尿病、神経因性疼痛の治療薬としても有用と考えられています。

Incyte社は多発性硬化症ともう一つの疾患を対象にしたCCR2アンタゴニストの権利を保持します。もう一つの疾患は明らかにされていません。

この提携の見返りとしてIncyte社は4000万ドルのアップフロントを獲得します。また、開発段階に応じて最大7億4300万ドルの達成報奨金が支払われます。またPfizer社はIncyte社の株式に転換できる社債を2000万ドル分購入する予定です。さらに、Pfizer社はCCR2ポートフォリオの研究費用も支払う予定です。

Incyte社以外に、Merck社とMillennium社が同じような適応でCCR2アンタゴニストを開発しています。

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