Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

AstraZeneca/第一三共のTROP2抗体Dato-DXdの不出来な肺癌Ph3試験の中身発表

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2024-09-10 | コメント

AstraZeneca/Daiichi Sankyo(第一三共)の子分連れ抗体(ADC)datopotamab deruxtecan (ダトポタマブ デルクステカン、Dato-DXd) が化学療法剤ドセタキセル(docetaxel)に勝てなかった肺癌Ph3試験TROPION-Lung01結果詳細が発表されました。

今春5月にすでに速報されている通り、先立つ治療が1回かそれ以上の局所進行/転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者のDato-DXd治療の全生存(OS)がドセタキセルと有意差がつきませんでした。OS中央値はそれぞれ12.9か月と11.8か月でした(p=0.530)。

今春の発表の際に強調された非扁平上皮(nonsquamous)NSCLC患者に限った比較も蓋を開けてみればその95%信頼区間は1を跨ぐ0.68-1.05でした。OS中央値はDato-DXd群14.6か月、ドセタキセル群12.3か月でした。

AstraZenecaの株価は月曜日に2.6%下落しました。

Dato-DXdはトポイソメラーゼ1阻害剤(DXd)を携えたTROP2(Trop-2)標的抗体です。

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