心房ペーシングによるオーバードライブ(AOP)で夜間の心拍数を上げても閉塞型睡眠時無呼吸症候群は改善しない
Free!閉塞型睡眠時無呼吸症候群患者16人を対象にしたクロスオーバー試験で、心臓ペースメーカーを移植して心房ペーシングによるオーバードライブ(AOP)で夜間の心拍数を上げても閉塞型睡眠時無呼吸症候群は改善しないという結果となりました。
この試験では、16人は全員ペースメーカーが移植され、16人はAOPを受ける群と経鼻的持続陽圧呼吸療法(n-CPAP : nasal continuous positive airway pressure)を受ける群にランダムに割り振られました。16人はそれぞれの治療を1ヶ月間受けた後に、別の治療にスイッチングされ、更に1ヶ月間その治療を受けました。
この結果、n-CPAPは無呼吸に非常に効果がありましたが、AOLには睡眠時無呼吸の有意な改善効果は認められませんでした。
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