Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

Ph2試験不振でRallybio社の抗HPA-1a抗体の稀な妊娠疾患FNAIT予防の開発中止

Free!
2025-04-09 | コメント

妊婦とその胎児の血小板抗原の反りが合わないことに端を発する胎児/新生児の重病・胎児/新生児同種免疫性血小板減少症(FNAIT)の予防目当てのRallybio社の抗HPA-1a抗体RLYB212の開発がPh2試験の不出来な薬物動態結果を受けて中止されます。

Ph2試験での血中濃度は目標(6〜10 ng/mL)にも効果に必要な水準(3 ng/mL以上)にも届かず、定量限界ぐらいかそれ未満という散々なものでした。

2023年3月にRallybio社は当時先行していた別の抗HPA-1a抗体RLYB211の臨床開発を打ち切り、より取り柄があるRLYB212の臨床開発をこれまで進めてきました。そのRLYB212も今回潰えました。

RLYB211の打ち切りと時を同じくして2023年3月に結果が発表されたRLYB212のPh1b試験では、HPA-1a陰性被験者に注入されたHPA-1a陽性血小板を同剤一回きり皮下投与で速やかに除去することができました。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。