心臓手術患者の血を幾らか体外に一時的に待避させて戻す手立ての取り柄示せず
 ・ 回避を退避に変えるなどの表現の訂正をしました。
首や顔のマッサージが脳の老廃物除去を助けるかもしれない
 ・ 関連ニュースで抜けていたNewScientistのタイトルとその記事へのリンクを加えました。いろいろすみません。
老化につれてのタウリン減少が先立つ研究に反して認められず
 ・ 関連ニュースを追加しました。

SanofiのBTK阻害剤tolebrutinibが二次性進行型多発性硬化症に効いたPh3論文報告

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2025-04-09 | コメント

SanofiのBTK阻害剤tolebrutinib(トレブルチニブ)が再発型多発性硬化症(RMS)治療の比較で昔なじみのMS薬Aubagio(teriflunomide)に残念ながら勝てなかったPh3試験2つGEMINI 1と2の結果と、二次性進行型多発性硬化症(non-relapsing secondary progressive MS、nrSPMS)患者の体の不自由さの進展を遅らせる効果を幸いにも示したPh3試験HERCULESの結果が時を同じくして論文報告されました。

GEMINI 1と2のどちらでもtolebrutinibは再発率の比較でAubagioに勝てませんでした。それに心配なことにtolebrutinib投与群の4.5%に出血が認められました。Aubagio投与群の出血率は僅か0.3%でした。

HERCULES試験では体の不自由さが進展したnrSPMS患者の割合がtolebrutinib投与群のほうがプラセボ群より低くて済みました。少なくとも6か月間続く体の不自由さの進展を来した患者の割合はそれぞれ22.6%と30.7%でした。

そういうわけでtolebrutinibはnrSPMSの治療として米国FDAに承認申請されており、審査結果は今秋9月28日までに判明します。

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