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 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

BI社のHER2阻害薬zongertinibが先立つ治療後の非小細胞肺癌患者の71%に奏効

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2025-04-29 | コメント

先立つ治療を経ているHER2変異非小細胞肺癌(NSCLC)患者の多ければ71%にEGFRは見逃してHER2のみ阻害するBoehringer Ingelheim社の経口チロシンキナーゼ阻害薬zongertinib(ゾンゲルチニブ、BI 1810631)120 mg一日一回投与が奏効しました。

Ph1a/b試験Beamion LUNG-1の第1枠の結果です。同枠ではHER2チロシンキナーゼ領域変異患者75人にzongertinib 120 mgが投与されました。

HER2標的子分連れ抗体(ADC)治療を経ているHER2チロシンキナーゼ領域変異患者31人相手の第5枠でのzongertinibの奏効率は48%、チロシンキナーゼ領域外HER2変異患者20人相手の第3枠での奏効率はより低く30%でした。

第1枠でより高用量の240 mgが投与された55人の奏効率は最も高く84%でした。ただし、それら240 mg投与患者にはより重度の有害事象全般や下痢、減量を要する有害事象がより多く生じました。第1枠途中解析結果を受けてその後のzongertinib用量は120 mg投与のみとなっています。

この2月にBoehringer Ingelheim社は日本でzongertinibを承認申請したと発表しています。

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