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心不全治療薬・Natrecor(nesiritide)の臨床試験で、新たに2例の死亡患者がが判明

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2006-01-05 | コメント

3年前に実施された心不全治療薬・Natrecor(nesiritide)の臨床試験で、新たに2例の死亡患者がいたことが判明しました。


この2例はFDAに提出された中間報告に含まれていました。最終報告は4月1日までに完成する予定です。

Natrecorの製造会社・Scios社のスポークスマンによると、この死亡例はScios社にはこれまで報告されていなかったものです。

新たに2例の死亡例が見つかったことで、Natrecor治療30日以内に合計7例が死亡したことになります。プラセボでも1例死亡例がありました。

2005年4月のJAMA誌でNatrecor使用により30日以内に死亡するリスクが上昇することを指摘したニューヨークの心臓学者・Jonathan Sackner-Bernstein氏は、Natrecorは販売中止にすべきと主張しています。

去年の初めにアメリカFDAは、Natrecorの死亡リスクに関する情報を添付文書に追記するように要請しました。FDAは、Natrecorの販売を中止する必要はなく、有用と信じています。

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