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GlaxoSmithKline社とNovartis社がSerono社の入札の準備を進めている

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2006-01-12 | コメント

関係筋の話によると、GlaxoSmithKline社とNovartis社が、時価総額130億ドルのヨーロッパ最大のバイオテック・Serono社の入札の準備をしているとのことです。


関係筋によると、両社ともにまだ入札価格は決めていないとのことです。関係筋の名前は明らかにされていません。

去年の11月に身売りの可能性を示唆してから、Serono社の株価は28%上昇しています。Novartis社、Glaxo社ともに多発性硬化症の治療薬を開発しており、Serono社の売り上げのおよそ半分を占めるRebifは両社にとって魅力的な商品です。また、Serono社の買い手は不妊治療のGonal-F、癌・炎症性疾患の治療薬候補、製造工場も獲得することが出来ます。

Serono社の40歳のCEO・Ernesto Bertarelli氏は、2003年のアメリカズカップヨットレースでスイスのTeam Alinghiを勝利に導いた人物です。2007年のバレンシア大会での防衛戦にむけて準備を進めているようです。スイスのBilanマガジンによると、Bertarelli氏の個人資産はおよそ70億ドルと推定されています。

Organon社の価格攻勢にSerono社の不妊治療事業が脅かされています。また、注射剤であるRebifは経口の多発性硬化症治療薬にシェアを奪われる可能性があります。

Serono社の買収はSanofi-Synthelabo社によるAventis社の買収以来の巨大買収となります。Sanofi-Synthelabo社は2004年に727億ドルでAventis社を買収しました。

Serono社の買収にはPfizer社も関心を寄せているようです。Pfizer社はアメリカでのRebifの販売をサポートしていますし、独自の経口の多発性硬化症治療薬を開発しています。

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