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HIV感染を防ぐ変異をCCR5に有する人は西ナイルウイルスに感染しやすい

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2006-01-12 | コメント

HIVが細胞に感染するときに使用する受容体・CCR5の遺伝子にCCR5delta32という変異を有する人はHIVに感染しにくいことが分かっています。


このたび、西ナイルウイルス(WNV)感染患者と非感染者を比較したところ、WNV感染患者にCCR5delta32変異が多く認められることが分かりました。この結果から、CCR5を欠損するとWNVに感染しやすくなると示唆されました。

この研究成果は、The Journal of Experimental Medicine誌に発表される予定です。

2005年10月のThe Journal of Experimental Medicine誌には、CCR5を欠損したマウスの研究成果が掲載されています。この報告によると、CCR5を欠損した(CCR5-/-)マウスはWNV感染後にすぐに死亡しました。また、CCR5-/-マウスでは、ウイルスが脳内に蓄積するにも関わらず脳内の白血球数が低下しました。

この報告から、脳への白血球の往来を制御することで、CCR5はWNV感染への抵抗性とWNV感染後の生存に有利に作用していると考えられました。

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