大うつ病患者10例を対象にした経頭蓋的磁気刺激(TMS)の長期使用経験
Free!経頭蓋的磁気刺激(TMS)で短期間の抗うつ作用が得られることが示されています。しかしながら、DSM-IVで大うつ病と診断された患者に対する経頭蓋的磁気刺激の長期維持療法のデータは殆どありません。
大うつ病患者10例を対象にしたTMSの長期使用経験(6ヶ月〜6年)が2005年12月のJ Clin Psychiatry誌に発表されています。
この試験では、1週間に1〜2回の割合で10人の患者にTMSを施しました。
この結果、10人中7人がTMSで症状が中等度〜著明改善しました。7人中の5人は著明改善であり、この5人のうちの3人は抗うつ薬を必要としませんでした。7人のうちの2人は中等度改善であり、大うつ症状の再発が認められました。
TMSに伴う重篤な有害事象は認められませんでした。
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