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2003年の癌による死亡者数が過去およそ70年間で初めて前年に比べて低下した/アメリカ

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2006-02-10 | コメント

アメリカでの癌の死亡者数は1930年から常に前年の癌の死亡者数を上回ってきました。


今回、American Cancer Societyが2月9日に発表したデータから、アメリカにおいて、2003年の癌による死亡者数が過去およそ70年間で初めて前年に比べて低下したことが分かりました。

2003年にはアメリカ人の556,902が癌で死亡しました。2002年の癌での死亡者数は557,271人であり、2003年は2002年に比べて死亡者数が369人減少していました。

アメリカの男性の喫煙率の低下が死亡率の減少の大きな要因ではないかとAmerican Cancer Societyは推測しています。2003年がそうであったように、癌による死亡者数は今年も2005年よりも少なくなるとAmerican Cancer Societyは予想しています。

アメリカの全人口における癌の死亡率は1991年以来低下してきましたが、癌の死亡者数は1930年から2002年まで一貫して増え続けました。

2004年と2005年の癌による死亡者数の正確な数字は出ていませんが、以前、American Cancer Societyは、2004年の死亡者数は563,700、2005年は570,280と見込んでいました。

2006年にはおよそ140万人のアメリカ人が癌と診断され、2006年の癌による死亡者数は564,830人になると予想されています。564,830人のおよそ1/3はタバコに関連しており、その他の1/3は栄養、運動、太り過ぎ・肥満に関連しているようです。これらの死亡は、心構え一つで防げえた死亡と言えるでしょう。

2006年の癌による死因のトップは依然として肺癌になると予想されています。実に、肺癌による死亡の87%の原因は喫煙です。また、タバコは肺癌以外にも15種類の癌と関連があることが示唆されています。

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