GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

【LANCET】2006年3月11日のLancet誌のArticleのサマリー

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2006-03-11 | コメント

2006年3月11日のLancet誌のArticleの超短サマリーです。

Mortality of HIV-1-infected patients in the first year of antiretroviral therapy

リソース不足の環境においてHighly active antiretroviral therapy (HAART) を受けた患者は先進国でHAARTを受けた患者に比べてHAART開始1ヶ月以内に死亡する割合が上昇する。HAARTの無料支給と共にタイムリーな診断と治療が適切かどうかの評価を実施することで過剰な死亡を抑制できるだろう。


Oral melphalan and prednisone chemotherapy plus thalidomide compared with melphalan andprednisone alone in elderly patients with multiplemyeloma

新たに多発性骨髄腫と診断された60-85歳の高齢患者を対象にしてサリドマイド+メルファラン+プレドニゾン(MPT)とメルファラン+プレドニゾン(MP)を比較。サリドマイドは再発または疾患進行時まで毎日100mg/日を服用。MPTの奏効率、2年間のイベントフリー生存率はMPTの方が有意に優れていた。3年間の生存率はMPTで80%、MPで64%であったが有意差つかず(p=019)。

Activation of coagulation system during air travel

飛行機旅行で静脈血栓症のリスクが上昇するが、そのメカニズムは分かっていない。そこで、飛行機旅行が凝固能亢進状態をもたらすかどうかを検討。調査の結果、8時間のフライト後に凝血の活性化をおこしているケースが認められた。飛行時の静止状態に凝血亢進が重なることが飛行に関連した血栓症の原因である可能性が示唆された。



Azathioprine dosed by thiopurine methyltransferase activity for moderate-to-severe atopic eczema: a double-blind, randomised controlled trial

局所コルチコステロイドによる最適な治療にも関わらず活動状態が維持している中等度〜重度のアトピー性湿疹に対して、azathioprine(アザチオプリン)の全身単独投与は臨床上意義のある効果をもたらす。

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