GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

持続型β2アゴニスト・salmeterolとコルチコステロイド・fluticasone propionateの併用は広範囲な抗炎症作用を有する

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2006-04-03 | コメント

喫煙中または過去に喫煙経験のある中等度〜重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者140人を対象にした13週間のプラセボ対照二重盲検臨床試験の結果、持続型β2アゴニスト・salmeterolとコルチコステロイド・fluticasone propionateを併用すると、COPD患者の気道の炎症細胞の数が有意に低下すると分かりました。


試験の結果、salmeterolとfluticasoneの併用で、炎症が36%低下しました。また、白血球、CD8+、CD4+細胞が低下しました。その他、炎症誘発性メディエーターの遺伝子を発現している細胞数も低下しました。

以上より、salmeterolとfluticasoneの併用は、COPDを有する喫煙者または喫煙経験者において、広範囲な抗炎症作用を有すると分かりました。この抗炎症作用は、臨床効果に寄与していると考えられました。

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