食道癌患者の多くが持続的なシャックリを経験している
Free!食道癌患者99人を対象にした調査で、48時間を越えて続く持続的なシャックリ(しゃっくり)が27%の患者に認められました。
アイルランドのダブリンにあるJames Connolly Memorial HospitalのThomas Walsh医師による調査結果です。
これまで、持続的なシャックリが食道癌の症状と認知されたことはありませんでした。
シャックリは横隔膜の自発的なけいれんによって生じます。Walsh医師は、食道癌患者のシャックリは、横隔膜をコントロールしている運動神経・横隔神経に何らかの形で関係しているのではないかと推測しています。
また、今回の結果から、体重低下と嚥下困難が食道癌患者のそれぞれ68%と82%に認められました。
- Persistent hiccups 'may be risk factor' / BBC
- Hiccups may signal underlying gullet cancer / NewScientist
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