世界での死亡、各種疾患の状況
Free!2001年の全世界での病気負荷やリスクファクターの状態と、1990年から2001年にかけての各地域での疾患・リスクファクターのトレンドを評価した結果が2006年5月27日のLancet誌に報告されています。
2001年におよそ5600万人が死亡しました。このうち1060万人は小児であり、そのうち99%は低-中所得国の国の小児で占められていました。
2001年の小児死亡例のうち、半数以上は急性呼吸器感染、はしか、下痢、マラリア、HIV/AIDSに起因した死亡でした。
全世界での疾患負荷の主要な10疾患は次の通り。周産期の症状、下気道感染、虚血性心疾患、脳血管疾患、HIV/AIDS、下痢、単極性の大うつ病、マラリア、慢性閉塞性肺疾患、結核。
1990-2001年にかけて、感染、妊婦、周産期、栄養状態の改善により、全世界での一人当たりの疾患負荷は20%低下しました。ただし、サハラ砂漠以南のアフリカ、ヨーロッパと中央アジアでの低-中所得国での疾患負荷は1990-2001年に増加しました。
現在、低-中所得国の疾患負荷のおよそ半分は、非感染性疾患で占められています。
依然として、栄養不足は健康損失の主要なリスクファクターとなっていました。
全世界の疾患負荷と死因のそれぞれ35%、45%は、調査対象とした19種類のリスクファクターの有害作用に起因すると推定されました。
全死亡のうち、死因が不明であった割合は高所得国で1%、サハラ砂漠以南のアフリカで15-20%でした。
該当するデータが見つかりませんでした。
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