海馬の神経活動を観察できる半導体チップシステムが開発された
Free!ドイツのMax Planck Instituteの研究者等が、海馬組織の神経活動パターンを測定する新しい方法を開発しました。
この方法では、海馬領域の薄い切片を半導体チップの上で培養することにより、海馬組織の神経活動パターンを記録します。
半導体チップには1平方ミリメートルあたり16,384個のトランジスターが存在し、各々のトランジスターシグナルは、微量ピペットによる測定と一致していました。
このシステムで海馬のアンモン角の活動を評価したところ、急速に伝播する前シナプスの活動電位と後シナプスの興奮性の電位パターンを記録することができました(右図の一番下の絵)。
- Brain on chip: Nerve tissue interfaced with a computer chip / Press Release
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