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閉経後女性はコーヒーを飲むと糖尿病が予防できるかもしれない

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2006-06-28 | コメント

Iowa Women's Health Study (1986-1997) に参加した閉経後女性28,812人を対象にして、コーヒー摂取と2型糖尿病の関連を11年間にわたってプロスペクティブに追跡調査した試験の結果が医学誌に報告されています。

試験の結果、コーヒーを飲まない女性に比べて、コーヒーを1日に6杯以上の飲む女性では2型糖尿病のリスクが22%低くなっていました(相対リスク、0.78;95%信頼区間、0.61-1.01)。この相関は、レギュラーコーヒーではなく、主にカフェイン抜きのコーヒーに起因していました(レギュラーコーヒーの相対リスクは0.79;95%信頼区間、0.59-1.05、カフェイン抜きのコーヒーの相対リスクは0.67;95%信頼区間、0.42-1.08)。

この結果から、閉経後女性においてコーヒーの摂取と2型糖尿病のリスクが逆相関すると分かりました。特に、カフェイン抜きのコーヒーの摂取と2型糖尿病のリスクに強い逆相関が認められました。

ただし、相対リスクの95%信頼区間はいずれも1をまたいでおり、コーヒーで2型糖尿病のリスクが低下するとは統計的には断言できないようです。

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