凍らせたヒト脳組織を傷めず解凍
 ・ 手法の名称を追記しました。
脾臓の超音波刺激でラットの肺高血圧症が改善
 ・ タイトルの誤字を訂正しました(脾臓に超音波刺激→脾臓”の”超音波刺激)
ワクチンに添加される植物由来の免疫増強成分QS-21を酵母で作る手段を開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

小児癌を生き抜いた成人の多くは自殺の危険がある

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2006-08-31 | コメント

小児癌を生き抜いた平均年齢28歳の成人226人を対象にして、癌治療や調査時点での健康状態と自殺傾向の関連を調べた結果が2006年8月20日のJ Clin Oncol誌に発表されています。

226人はShort Form-36、Beck Depression Inventory (BDI) 、Symptom Checklist-90 Revisedの自殺項目、Beck Scale for Suicide Ideationで評価されました。

調査の結果、29人(29%)が自殺傾向(自殺念慮や自殺企図)を報告しました。ただし、29人のうちBDIクライテリアで有意に抑うつ状態であったのは僅かに11人でした。

29人のうち19人は自殺念慮のみを報告し、1人は過去に実際に自殺を企図したが今は自殺念慮はないと報告しました。残り9人は過去に自殺企図があり、調査時点で自殺念慮を有していると報告しました。

単変量解析の結果、年齢、性別と自殺傾向に関連はありませんでしたが、診断年齢が若いこと、診断後の期間が長いこと、頭部放射線治療、白血病の診断、うつ、絶望、痛み、外見の懸念と自殺傾向が正相関しました。

また、階層ロジスティックモデルの結果、痛みを含む身体機能が自殺傾向と有意に関連すると分かりました。

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