GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

Critical Therapeutics社 第2相試験でCTI-01の有効性が一切確認できなかった

Free!
2006-09-16 | コメント

2006年9月15日、Critical Therapeutics社は、心肺バイパス装置を必要とする心臓の大手術中に重度の合併症を起こすリスクを有する患者を対象にしたプラセボ対照二重盲検第2相試験において抗炎症化合物・CTI-01の有効性を確認できなかったと発表しました。

Critical Therapeutics社は、薬剤容器密閉システムに関連した製造問題によりこの第2相試験を2006年3月15日に中止しました。今回発表された解析結果は、2006年3月15日以前にエンロールされた102人のデータを対象にしています。

術後14日と18日以内の重大な合併症の低下がこの試験のプライマリーエンドポイントでした。死亡、術後48時間以降の機械換気の実施、急性腎不全、術後48時間以降の静注血管収縮薬の必要性のいずれかに合致した場合に重大な合併症ありと判断されました。

試験の結果、プライマリーエンドポイントの抑制はCTI-01とプラセボ投与群で差はありませんでしたし、CTI-01でプライマリーエンドポイントが抑制する傾向も認められませんでした。

この記事のカテゴリ
Critical Therapeutics社
この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。