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TransTech Pharma社 化合物の開発・販売でPfizer社とライセンス合意した

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2006-09-19 | コメント

2006年9月18日、Pfizer社とTransTech Pharma社は、TransTech社が開発している化合物の開発・販売でライセンス合意したと発表しました。

TransTech Pharma社はadvanced glycation end products (RAGE) をターゲットにした化合物を開発しています。RAGEを標的にした化合物はアルツハイマー病の治療薬として有望と考えられています。

この提携により、Pfizer社はTransTech社のRAGEモジュレーターポートフォリオを全世界で独占的に開発・販売する権利を獲得します。

このポートフォリオの中で最も開発が進んでいるのはTTP488という化合物です。既に、アルツハイマー病患者を対象にしたTTP488の第2相試験が完了しています。また、糖尿病性網膜症患者を対象にしたTTP488の第2相試験が進行中です。

もう1つの化合物・TTP4000は今年終わりに第1相試験が始まる見込みです。

この提携により、近々支払われる予定のマイルストーンとアップフロントを合わせて合計1億5500万ドルをTransTech社は受け取れます。さらに、今後の開発・販売段階に応じて追加で達成報奨金が受け取れます。販売後はTransTech社は売り上げに応じてロイヤリティーが受け取れます。

今回の提携はアメリカ連邦取引委員会の承認が必要です。

TransTech Pharma社はMacAndrews & Forbes Holdingsが所有している子会社です。MacAndrews & Forbes Holdingsの株式は全てRonald O. Perelman氏が所有しています。

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