ミクロRNA結合サイトとそれらのサイトに対応するヘテロ二重鎖を特定しうる新たな方法が開発された/多くの遺伝子はミクロRNAの制御下にある
Free!異種間保存に依存せずに、ミクロRNA(マイクロRNA)結合領域とそれに対応するヘテロ二重鎖を特定しうるrna22という手法が開発されました。2006年9月22日のCell誌にこの方法の詳細が報告されています。
これまでの方法とは異なり、rna22を用いると、調べるべき配列(sequence of interest)上の推定ミクロRNA結合領域を同定し、その後、標的のミクロRNAを同定することができます。
コンピュータによる解析で、現在知られているヘテロ2重鎖のほとんどがrna22で同定できると分かりました。
解析の結果、数千の遺伝子を標的とするミクロRNAが存在し、4つのモデルゲノムにおいて遺伝子転写物の74-92%は非翻訳領域やアミノ酸コード領域を通してミクロRNA制御下にある可能性が高いと示唆されました。
また、この方法の概念を用いてミクロRNA前駆体を同定することもできます。解析の結果、哺乳類ゲノムのミクロRNA前駆体の数は数万に及ぶ可能性が高いと分かりました。
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