駆出率が保持された心不全患者は、駆出率が低下した心不全患者と同等の高い死亡率を示す

  • 2006-11-08 - 心不全(HF)症候群は駆出分画(EF)と拡張機能で定義されますが、地域住民におけるHFの特徴に関するデータは乏しく、大部分の試験はレトロスペクティブで病院をベースにしたものとなっています。 (5 段落, 473 文字)
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2006-11-09 | 投稿者 : 清宮さん
これまでは、左心室駆出分画率(LVEF)が低下した心不全が一般的であり、重症であるとみなされ、これらの患者を対象にして多くの臨床試験が実施されてきました。

しかし2006年11月8日のJAMA誌に発表された2つの試験の結果から、心不全患者のおよそ半数は収縮機能を保持しており、収縮機能を保持している心不全患者の死亡率は収縮機能を保持している心不全患者と同程度であると分かりました。

▽駆出率が保持された心不全患者は、駆出率が低下した心不全患者と同等の高い死亡率を示す
 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16157

▽入院時の収縮期血圧が低い心不全患者は予後が悪い
 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16158

今後は、LVEFが保持されている心不全患者にもLVEFが低下した心不全患者と同様に注意を向けていく必要があるでしょう。

また、今回のJAMA誌の報告から、80%の心不全患者に拡張機能障害が認められると分かりました。今回のJAMA文献では、様々な程度の拡張機能障害患者の転帰は特に報告されていません。今後、拡張機能障害患者の転帰も調べていく必要があるでしょう。
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