キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

DOR BioPharma社 orBecの承認申請がアメリカFDAに受理された

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2006-11-22 | コメント

2006年11月21日、DOR BioPharma社は、orBec(経口ベクロメタゾン、oral beclomethasone dipropionate)の承認申請がアメリカFDAに受理されたと発表しました。

orBecは胃腸移植片対宿主病(gastrointestinal Graft-versus-Host disease、GI GVHD)の治療薬として承認申請されました。

2007年7月21日までに承認審査結果が通知される見込みです。

GI GVHDは同種造血幹細胞の移植で生じる生命を脅かす合併症です。

orBecは、高力価の局所活性コルチコステロイド・ジプロピオン酸ベクロメタゾン(BDP)を含む2つの錠剤システムです。1つの錠剤はBDPを消化管の近位で放出し、もう1つは消化管の遠位でBDPを放出します。

プレドニゾンなどの全身性免疫抑制剤は現在の標準的な消化管GVHDの治療薬となっていますが、これらの薬剤では感染や衰弱による死亡が非常に高率で認められます。

orBecは下部と上部消化管のGVHDに選択的に作用するので全身性の免疫抑制副作用が起き難くなっています。

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