細胞エレクトロスピンによって、細胞入りのシリコン微小繊維ができた
Free!バイオナノファブリケーション(生体ナノ繊維化、bionanofabrication)によって、生体適合性シリコン(polydimethylsiloxane、PDMS)の微小繊維(microthread)内に生きた脳細胞をパッケージすることに成功しました。
この技術では、生きた細胞の塊が内側の針から排出され、内側の針の周囲からPDMSが排出されます。この結果、外側のPDMSが細胞を内包しつつ微小繊維が形成されます。
繊維の中に封じ込めた細胞を取り出して培養したところ、このバイオナノファブリケーションの手順で細胞が損傷を受けたことを示すエビデンスは認められませんでした。
今回の技術は、創傷の治癒促進から再生医療まで、様々な医療分野への応用が期待されています。
- Scientist spin human brain cell silicone / ScienceDaily
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