Forest社 抗生物質の開発会社・Cerexa社をおよそ4億8000万ドルで買収
Free!2006年12月14日、Forest Laboratories社は、抗生物質の開発会社・Cerexa社をおよそ4億8000万ドルで買収することで合意したと発表しました。また、1億ドルの達成報奨金が支払われる可能性があります。
今回の買収の成立を条件として、Forest社は日本を除く全世界での抗生物質・CeftarolineとME1036の権利を獲得します。来年、Ceftarolineの第3相試験が開まる予定です。ME1036は現在前臨床開発中です。
また、Forest社は初期ステージの3つ目の抗生物質をライセンスするオプションを獲得する予定です。
今回の取引は、Hart-Scott- Rodino独占禁止待機期間の終了後の2006年4Qに完了する見込みです。
Ceftarolineは次世代の広域セファロスポリン抗生物質です。グラム陽性菌に対する効果が増強されているとともに、グラム陰性菌に対する幅広い効果を有しています。
ME1036はカルバペネム系の抗生物質です。前臨床試験において、一般的な薬剤抵抗性病原体を含む好気性・嫌気性グラム陽性・陰性バクテリアに対する効果が確認されています。既存のカルバペネム系抗生物質とは異なり、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン低感受性黄色ブドウ球菌(vancomycin-intermediate Staphylococcus aureus、VISA)、バンコマイシン耐性腸球菌(vancomycin-resistant Enterococcus faecalis、VRE)にもME1036は高い活性を有します。
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http://www.meiji.co.jp/corp/news/2006/1101_1.html
買収の目玉商品の1つですので、今後Forest社の開発エンジンで急速に開発が進められるのではないかと思います。
明治製菓にとっては非常に良いニュースなのではないかと思います。