複製チェックポイント経路とは異なる第2のDNA組み替え阻害機構が同定された
Free!染色体複製時の異所性DNA組換えはゲノムの不安定性や癌の原因となります。
複製チェックポイント経路は、停止した複製フォークにおけるDNA組換えに対抗する経路として知られています。
2006年11月2日のCell誌に発表された研究成果から、複製チェックポイント経路とは異なる第2のDNA組み替え阻害機構が同定されました。
その機構とはSUMO結合酵素・Ubc9とSUMOリガーゼ・Mms21に依存したSUMO化です。
研究の結果、Sgs1/BLMヘリカーゼがSUMO化され、Sgs1/BLMヘリカーゼはUbc9とMms21と協調して作用すると分かりました。
この研究成果から、Ubc9とMms21によるSUMO化は、染色体複製時の組換えに対抗する調節メカニズムとして機能すると分かりました。
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