GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

グルコースシグナル伝達における核ヘキソナーゼ1複合体の調節機能

Free!
2006-12-31 | コメント

シロイヌナズナ(Arabidopsis)のヘキソキナーゼ1(HXK1)は環境刺激に応じて栄養シグナルとホルモンシグナルを統合し、遺伝子発現と植物の成長を制御するグルコース・センサーです。

この代謝酵素による核内遺伝子発現の調節機構は不明でした。

2006年11月2日のCell誌に発表された研究成果から、HXK1は2つの結合タンパク質と共にグルコース感知・シグナル伝達複合体を形成し、グルコース代謝における機能とは独立して特定の標的遺伝子の転写を調節していると分かりました。

この研究成果から、確立された活性を持つ進化上保存されたタンパク質が、異なる細胞内区画やシグナル伝達経路において異なるパートナーと組むことでこれまで知られていなかった機能を発揮することがあると分かりました。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。