グルコースシグナル伝達における核ヘキソナーゼ1複合体の調節機能
Free!シロイヌナズナ(Arabidopsis)のヘキソキナーゼ1(HXK1)は環境刺激に応じて栄養シグナルとホルモンシグナルを統合し、遺伝子発現と植物の成長を制御するグルコース・センサーです。
この代謝酵素による核内遺伝子発現の調節機構は不明でした。
2006年11月2日のCell誌に発表された研究成果から、HXK1は2つの結合タンパク質と共にグルコース感知・シグナル伝達複合体を形成し、グルコース代謝における機能とは独立して特定の標的遺伝子の転写を調節していると分かりました。
この研究成果から、確立された活性を持つ進化上保存されたタンパク質が、異なる細胞内区画やシグナル伝達経路において異なるパートナーと組むことでこれまで知られていなかった機能を発揮することがあると分かりました。
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