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PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
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Point Therapeutics社 膵癌患者を対象にしたtalabostatの第2相試験の途中解析結果を発表

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2007-01-13 | コメント

2007年1月12日、Point Therapeutics社は、化学療法未治療の転移性水癌患者を対象にしたtalabostat(タラボスタト)+ゲムシタビン(gemcitabine)の非盲検第2相試験の予備解析結果を発表しました。

この試験のプライマリーエンドポイントは6ヶ月間の生存率です。

試験の結果、6ヶ月以上前に試験に参加した評価可能患者21人のうち10人(48%)は6ヶ月を超えて生存しました。また、31人の腫瘍反応が評価可能であり、現時点での奏功率は9.7%となっています(1人が完全寛解、2人が部分寛解)。

この第2相試験の最終結果は2007年中旬に得られる見込みです。

Talabostatは2つの作用で抗腫瘍効果を発揮すると考えられています。1つは腫瘍で発現している線維芽細胞活性化タンパク質(FAP)と呼ばれるジペプチジル・ペプチダーゼ(DPP)をターゲットにした作用で、もう1つの作用はDPP 8とDPP 9を介した免疫系の活性化です。

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