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Pfizer社の新CEOが数千人規模の従業員のリストラを計画

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2007-01-17 | コメント

2007年1月16日、Wall Street Journal(WSJ)は、事情通から得た情報として、Pfizer社の新CEO・Jeffrey B. Kindler氏が数千人の従業員削減と医薬品開発・製造・販売方法の変化を含む大規模なリストラ計画を準備していると報じました。

数千人の従業員の削減の一部はヨーロッパの営業人員も含まれるとのことです。

Kindler氏は来週の1月22日に会社の戦略をアナリストに発表する予定です。事情通の情報によると、この時にPfizer社の具体的なリストラ計画が発表されるとのことです。

Kindler氏はまだ最終決定を下したわけではなく、リストラ計画は変更される可能性があります。しかし、事情通によると、従業員削減は確実に実行されるようです。

◇Kindler氏について

Kindler氏はPfizer社にとって部外者であるという要素が一つの理由となってPfizer社のCEOに就任しました。彼は科学者ではなく弁護士であり、Pfizer社に僅か5年しか勤務していません。

Kindler氏の状況をよく知る人物の情報によると、役員室での経験はないものの、大胆さ、行動のすばやさ、その他の役員との頻繁なコミュニケーションなどにより、Kindler氏は他の役員から高く評価されています。

Kindler氏は6ヶ月前にCEOの仕事を開始してから戦略プランについてはほとんど口にしてきませんでしたが、役員再編、アメリカの営業人員の20%削減、株価パフォーマンスの低迷にいらだつ株主の怒りを静めるための配当の21%上昇などを実施するなど忙しく動いていました。

彼はさらに再編を進めています。最近彼は人事部の長をSylvia Montero氏からKorn ConsultingのMary McLeod氏に変更しました。Montero氏は長年Pfizer社に勤務し、最近新たに執行チームに迎えられたばかりでした。

また、全世界での薬剤開発の長・Declan Doogan氏もPfizer社を去っています。

Pfizer社のスポークスマン・Paul Fitzhenry氏は月曜日に開催されるアナリスト会議について次のように言っています。

「過去数ヶ月間に実施してきた戦略レビューのアップデートを発表し、このレビューに基づく我々の計画の概要を伝える。」

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