GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

メディビック社 グルフォスファミドの国内第1相試験を開始

Free!
2007-01-17 | コメント

2007年1月16日、メディビック(MediBic)グループは、固形癌患者を対象にしたGlufosfamide(グルフォスファミド)の国内第1相試験で最初の症例への投薬が開始されたと発表しました。

グルフォスファミドは、アルキル化剤に属する抗がん剤です。糖鎖を有することから、がん細胞が多くの糖を取り込む性質を利用してがん細胞内に移行し増殖を抑制すると考えられています。

過去に行われた海外での臨床試験において、すい臓がんを始め、乳がん、結腸がん、非小細胞肺がんなど様々ながん腫に対し、グルフォスファミドの抗腫瘍効果がみられました。

海外で実施中の大規模臨床試験では、グルフォスファミドの抗腫瘍効果はまだ明らかではありませんが、試験終了後には本剤が重要な新規の抗がん剤になり得ることが示唆されるものと考えられます。

メディビック社はThreshold社との提携合意の下でGlufosfamideを開発しています。Threshold社は現在海外で膵癌を対象にしたGlufosfamideの第2/3相試験を実施しています。第3相試験の結果が近日中に発表される見込みです。

この記事のカテゴリ
メディビック社 Threshold Pharmaceuticals社
この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。