慢性膵炎による膵管閉塞には内視鏡的ドレナージよりも外科的ドレナージの方が有効
Free!膵管の遠位閉塞が認められる慢性膵炎患者39人を対象にした試験の結果、内視鏡的ドレナージ(endoscopic drainage)よりも外科的ドレナージ(surgical drainage)の疼痛緩和作用の方が優れていると分かりました。
外科的ドレナージでは75%の患者で完全または部分的な疼痛緩和が認められました。一方、内視鏡的ドレナージで完全または部分的な疼痛緩和が得られた患者割合は僅かに32%でした。
この結果から、慢性膵炎による膵管閉塞が認められる患者においては、内視鏡的ドレナージよりも外科的ドレナージの方が有効と分かりました。
- ・ ジャーナル > 総合医学誌 > New England Journal of Medicine(NEJM)
2019-12-12|消化器疾患全般
+ 胃腸障害への対応はまずピロリ菌検査して陽性ならその除去治療するのが最良
2019-12-06|消化器疾患全般
+ 食道アカラシアの内視鏡治療POEMは腹腔鏡治療に劣らず〜ただし逆流が多い
2019-04-12|消化器疾患全般
+ 乳児の腸閉塞の主因・ヒルシュスプルング病と関連する遺伝子異常一式を同定
2019-01-24|消化器疾患全般
+ 高性能糞中微生物を”輩出”する人の特徴を調べることは均質な治療の開発を助ける
2018-10-14|消化器疾患全般
+ 急性胆嚢炎の胆嚢カテーテル留置治療は腹腔鏡下胆嚢摘出に劣る/無作為化試験
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。