Novo Nordisk社 NovoSevenへの脳出血の適応追加を断念
Free!2007年2月26日、Novo Nordisk社は、第3相試験が期待はずれの結果だったので、将来の成長にとってとても大事と考えられていた遺伝子組換え活性型第VII因子・NovoSeven(recombinant activated factor VII)への脳出血の適応追加承認申請はしないと発表しました。
第3相試験の結果、出血後15日時点での身体機能依存性や神経障害には改善が認められましたが、90日時点での死亡や重度の身体障害は改善が認められませんでした。
Novo Nordisk社は、今回の期待はずれの臨床試験結果は2007年の売り上げ予想には影響しないが将来の売り上げに影響すると説明しています。
第VII因子は活性型血小板の表面でのトロンビン合成を刺激し、血液凝固プロセスを強化します。
- ・ 開発 > 臨床試験 > 第3相/ピボタル試験
2019-05-26|脳出血
+ 脳出血後の抗血小板薬使用は再発を増やすことなく心血管一大事を減らす
2019-02-11|脳出血
+ 脳出血患者に血栓吸引と直付けカテーテルからのtPA投与を施しても転帰改善せず
2018-05-21|脳出血
+ 脳出血患者にトラネキサム酸を静注しても身体機能予後の改善認められず
2018-01-29|脳出血
+ ワーファリンに比べて非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬患者の脳出血死亡率は低い
2016-06-09|脳出血
+ 目標血圧がより低い強化降圧治療をしても脳出血患者の死亡や身体障害は減らず
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。