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Sanofi-aventis社とOxford BioMedica社 癌ワクチンの開発で提携

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2007-03-29 | コメント

2007年3月28日、Sanofi-aventis社とOxford BioMedica社は、癌の予防・治療薬としてTroVaxワクチンを開発・販売することで独占的ライセンス合意したと発表しました。

TroVaxはOxford BioMedica社のリード癌免疫療法です。様々なタイプの癌患者180人以上が参加している複数の臨床試験においてTroVaxが評価されています。現在、TroVaxの第3相試験(TRIST試験)が現在進行中です。

今回のライセンス合意により、Sanofi-aventis社はOxford BioMedica社に2900万ユーロの契約金を支払います。その後、TRIST試験の進行に応じてさらに1900万ユーロが支払われます。また、この製品の開発・承認申請の進行に伴い、更なる達成報奨金が支払われます。

標的としている全ての適応に関して完全に開発・承認が完了した場合、アップフロント支払い・進行中の第3相試験のサポート費用・臨床/薬事マイルストーンとしてOxford BioMedica社が手に入れることができる総額は5億1800万ユーロに達する見込みです。

また、Sanofi-aventis社はTroVaxの研究・開発・薬事・販売活動の全ての費用を負担します。

発売後は、Sanofi-aventis社がTroVaxの販売を担当します。Oxford BioMedica社は売り上げに応じてロイヤリティーを得ることができます。

Oxford BioMedica社はアメリカとヨーロッパでTroVaxを共同販売するオプションを有しています。

TroVaxは固形癌全般に認められる腫瘍抗原・5T4(OBA1)をターゲットにした遺伝子治療法です。ベクターであるポックス・ウイルスと5T4の遺伝子で構成されています。

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