Baxter社 重症の先天性PC欠損症の電撃性紫斑病の治療薬としてプロテインC濃縮製剤・CeprotinがFDAに承認された

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2007-03-31 | コメント

2007年3月30日、アメリカFDAは、稀な凝固疾患・重症先天性プロテインC欠乏症(先天性PC欠損症)の電撃性紫斑病の治療薬としてBaxter InternationalのCeprotinを承認したと発表しました。

Ceprotinは健康な血液ドナーの血漿から作られます。Ceprotinは、肝臓で作られて血漿中に微量に存在するプロテインC(protein C)の濃縮剤です。

プロテインCは、血栓の形成と成長を阻害することにより、凝固をコントロールする上で重要な役割を担っています。

出産100万回あたり1-2人の新生児に重症先天性プロテインC欠乏症が認められます。プロテインCのレベルが十分でない患者は、血栓を頻発します。プロテインCの完全な欠損は死を招きます。

Ceprotinは重症先天性プロテインC欠乏症の少数の患者の治療に使用されます。

重症先天性プロテインC欠乏症の患者は、血栓を防ぐために経口または注射抗凝固剤を定期的に服用しなければなりません。

これらの患者が電撃性紫斑病と呼ばれる重度の皮膚・全身凝固疾患を発現したときの治療法としてCeprotinが使用されます。

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