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Adolor社とGlaxoSmithKline社 alvimopanが心疾患と関連することがStudy 014試験で確認された

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2007-04-10 | コメント

2007年4月9日、Adolor社とそのパートナー・GlaxoSmithKline社は、癌以外の慢性疼痛に対してオピオイドを服用しており、オピオイドによる腸機能障害(OBD)を有している患者を対象にした1年間のプラセボ対照二重盲検第3相試験(Study 014)の結果、心臓発作やその他の重大な心疾患・骨折・皮膚癌とalvimopan (Entereg/Entrareg) の使用に関連が認められたと発表しました。

試験の結果、心臓発作を含む心血管イベントがalvimopan使用患者の2.6%に認められました。一方プラセボ投与群では僅かに1.1%にしか認められませんでした。

この結果を受けて、alvimopanに関する以下の3つの試験を取り下げ、中止、中断すると発表しました。

OBD患者を対象にして実施する予定だったEnteregの別の試験(Study 015)が取り下げられます。Study 015はGlaxoSmithKline社によって規制当局に申請されていました。

癌性疼痛患者を対象にしたEnteregの試験が中止されます。

今回のデータがより完全に理解できるまで、回旋腱板筋手術を受ける患者を対象にしたEnteregの試験(Study 228)の患者エンロールが中断されます。

Enteregは、末梢のμオピオイド受容体を阻害する経口薬剤です。

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