大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

Genaera社 今後3ヶ月間で従業員をさらに30%削減する

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2007-04-12 | コメント

2007年4月10日、Genaera Corporationは、今後3ヶ月間で従業員を30%減らし、肥満の治療法候補・trodusquemine (MSI-1436) の開発にリソースを集約していくと発表しました。

Genaera社は2006年12月31日時点で43人の常勤従業員がいました。

1月には、血管新生(滲出型)加齢黄斑変性症(wet AMD)を対象にしたEVIZON (squalamine lactate) の臨床開発を中止し、およそ30人の従業員を削減するとGenaera社は発表しました(2007年1月5日BioToday)。

1月に発表したリストラに加えて今回の従業員削減が実施されます。

このニュースとは別に、5月1日付で辞任するJohn Skolas氏の後任としてLeanne Kelly氏をGenaera社はCFOに任命しました。

Genaera社がフォーカスしていくtrodusquemineは中枢に作用する食欲抑制剤です。体重を減らし、空腹時血糖と血中コレステロールレベルを正常化することが肥満動物モデルで確認されています。

in vitroやin vivoでの試験から、タンパク質チロシンホスファターゼ1B(PTP1B)の選択的な阻害などを介してtrodusquemineは効果を発揮すると考えられています。

trodusquemineに加えて、Genaera社は喘息治療薬候補・抗インターロイキン9(IL9)抗体も開発していきます。抗IL9抗体はMedImmune社と共同開発されています。

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