Avanir社 糖尿病性神経因性疼痛を対象にしたZenviaの第3相試験で良好な結果が得られた
Free!2007年4月18日、Avanir Pharmaceuticals社は、糖尿病性神経因性疼痛を対象にしたZenviaの第3相試験で良好な結果が得られたと発表しました。Zenviaはデキストロメトルファン(dextromethorphan、NMDAアンタゴニスト)と硫酸キニジン(quinidine sulfate、σ1アゴニスト)の合剤です。
試験の結果、プラセボ治療群に比べてZenvia治療群では痛みの指標(プライマリーエンドポイント)が有意に改善することが確認されました。重要なセカンダリーエンドポイントもZenvia治療群で有意に改善することが確認されました。
糖尿病性神経因性疼痛を対象にした試験に加えて、制御不能な感情表現疾患(Involuntary emotional expression disorder、IEED) を対象にしたZenviaの臨床試験をAvanir社は実施する予定です。この臨床試験は、キニジンを減量した新たな剤形で実施される予定です。
Zenviaは2つの作用を解して興奮性神経伝達を調節すると考えられています。1つはシグマ-1受容体アゴニスト活性を介したシナプス後のグルタミン酸放出の阻害。もう一つは非競合性の低親和性NMDAアンタゴニスト活性を介したシナプス後のグルタミン酸反応の調節です。
- ・ 開発 > 臨床試験 > 第3相/ピボタル試験
2017-10-03|糖尿病性神経障害
+ 神経因性痛や炎症痛に寄与するイオンチャネルHCN2が糖尿病の慢性痛にも寄与
2017-03-29|糖尿病性神経障害
+ 糖尿病性末梢神経障害の痛みにプラセボを上回る効果がある薬剤を同定
2016-12-15|糖尿病性神経障害
+ 糖尿病性神経障害をクロニジン塗り薬で治療したPh2b試験目標達成ならず〜開発中止
2016-08-05|糖尿病性神経障害
+ 糖尿病性末梢神経障害の痛みをHGF生成プラスミドで治療するPh3試験投与開始
2016-06-29|糖尿病性神経障害
+ 糖尿病性末梢神経障害患者へのHGF生成プラスミド製品の第3相試験投与開始
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。