大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

小児性愛男性の脳白質は欠乏している

  • 2007-12-02 - 脳MRI検査の結果、男性のペドフィリア(小児性愛)と側頭葉や頭頂葉の白質容積(white matter volume)が負に関連すると分かりました。 (3 段落, 156 文字)
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2007-12-03 | 投稿者 : myamさん
この記事は,sciencedaily.comで見かけて以来,気になっていました。行動上の問題を,心因性と決めてかかるのもどうかと思いますが,一方,生物学的な要因をピンポイントで(=必要十分に)特定できるかのように持っていくのももどうか。この研究では,非・性的で攻撃的な犯罪者を対照群に置いたことで,攻撃性や衝動性,反社会性等の要因は統制されているとしたいようですが,自閉症スペクトラムにおいても前頭葉と後頭・側頭葉との連絡がよくない,ということが示唆されており,せめて,白質が少なかったらペドフィリア,のように必要条件と十分条件が混同されることのないように,しっかり論じ,また報じられるようにして欲しいものです(と言いつつ,この種の研究は,最初から混同されることを狙っているような気もしますが。ちなみに,同じグループの以前の研究からは,IQが低く,背が低く,左利きが多い,という結果が出ているそうです。これも,ねえ……)。
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