パニック障害患者は5HT1A受容体が少ない
Free!FCWAYというセロトニン・5HT1A受容体に選択的に結合するトレーサーを用いた試験から「パニック障害患者では5HT1A受容体数が減っている」とわかりました。
2004年1月21日のJ Neurosci誌に発表された研究成果です。
パニック障害患者16人とコントロール15人を比較したところ、パニック障害患者ではコントロールに比べて5HT1A受容体の数がおよそ1/3少なくなっていました。
動物実験から5HT1A受容体はコルチゾールなどのストレスホルモンにも反応することがわかっています。すなわち5HT1A受容体はストレスのマーカーといえるでしょう。
- Panic attack patients lack key brain receptors / NewScientist
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