カラハリ砂漠のサボテンから抗肥満薬・p57
Free!2002年7月30日、イギリスに本社を置くバイオベンチャー・Phytopharm社は、抗肥満作用のあるサボテン(Hoodia Gordonii cactus)由来の化合物・p57の開発・販売についてPfizer社と新たなライセンス契約を結んだと発表しました(2002年7月30日プレスリリース)。
今後はPfizer社がp57の開発を引継ぐことになります。この新たなライセンス契約で、Phytopharm社は280万ドルの報奨金をうけとりました。また、今後の開発段階、売上に応じて最高3200万ドルの達成報奨金を受け取る権利を獲得しました。
p57を含むHoodia Gordonii cactusは、数百年も前から、カラハリ砂漠の住民が長い期狩りに出るときに、食欲を抑えるために使用していた植物です。したがって効果については問題ないでしょう。臨床試験で安全であると確認されることを期待したいと思います。
△Kalahari cactus boosts UK drug firm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/2161194.stm
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