GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

カラハリ砂漠のサボテンから抗肥満薬・p57

Free!
2002-08-01 | コメント

2002年7月30日、イギリスに本社を置くバイオベンチャー・Phytopharm社は、抗肥満作用のあるサボテン(Hoodia Gordonii cactus)由来の化合物・p57の開発・販売についてPfizer社と新たなライセンス契約を結んだと発表しました(2002年7月30日プレスリリース)。


今後はPfizer社がp57の開発を引継ぐことになります。この新たなライセンス契約で、Phytopharm社は280万ドルの報奨金をうけとりました。また、今後の開発段階、売上に応じて最高3200万ドルの達成報奨金を受け取る権利を獲得しました。

p57を含むHoodia Gordonii cactusは、数百年も前から、カラハリ砂漠の住民が長い期狩りに出るときに、食欲を抑えるために使用していた植物です。したがって効果については問題ないでしょう。臨床試験で安全であると確認されることを期待したいと思います。

△Kalahari cactus boosts UK drug firm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/2161194.stm

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。