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GlaxoSmithKline社は小児を対象にして実施したparoxetineの4つの臨床試験結果を公表すべき

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2004-06-12 | コメント

GlaxoSmithKline社が販売している抗うつ薬・Seroxat(Paxil、paroxetine)を小児が使用すると自殺のリスクが高くなると危惧されています。


Lancet誌によると、GlaxoSmithKline社は小児を対象にしたSeroxatの臨床試験を5つ実施しているが、1つの臨床試験結果しか発表していません。Lancet誌は、隠したいことがないのであれば、他の4つの試験結果も包み隠さず発表すべきと主張しています。

paroxetineはアメリカでもヨーロッパでも小児のうつの治療薬としては承認されていません。しかし医師が必要と判断すれば使用されることがあります。2002年にはアメリカの小児210万人にパロキセチンが投与されました。

また、これまでに発表された臨床試験結果をもとにして、小児にSSRIを使用したときのリスクーベネフィットを検討した成果が2004年4月24日のLancet誌に発表されています。この報告では、文献として発表されたデータで解析した場合と文献として発表される前のデータで解析した場合でリスクーベネフィットが異なっているという結果となっています。

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