GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
 ・ Nucalaの承認申請の状況を短く追記しました。
Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

NitroMed社 アフリカ系アメリカ人の心不全を対象にしたBiDilの第3相試験を早期終了

Free!
2004-07-19 | コメント

2004年7月19日、NitroMed社は心不全を有するアフリカ系アメリカ人1000人以上を対象にしたBiDilのプラセボ対照第3相臨床試験を中断したと発表しました。予備解析の結果、BiDilには明らかに生存期間延長効果があり、QOLを改善する効果があるとわかりました。


BiDilが明らかに有効であるとわかっているにも関わらずプラセボ服用を続けることは倫理に反すると判断されたためです。

BiDilは経口製剤で、一酸化窒素の作用を増強する作用があります。

第3相試験の完全な解析結果は2004年4Q中に発表される予定です。また最速で、2005年中に販売承認される可能性があります。

BiDilは一酸化窒素のエンハンサーで、isosorbide dinitrateとhydralazineの合剤です。Isosorbide dinitrateは一酸化窒素の提供者で、Hydralazineは血管を拡張させる作用と、Isosorbide dinitrateによって作られる一酸化窒素が不活性化されるのを防ぐ作用があります。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。