NitroMed社 アフリカ系アメリカ人の心不全を対象にしたBiDilの第3相試験を早期終了
Free!2004年7月19日、NitroMed社は心不全を有するアフリカ系アメリカ人1000人以上を対象にしたBiDilのプラセボ対照第3相臨床試験を中断したと発表しました。予備解析の結果、BiDilには明らかに生存期間延長効果があり、QOLを改善する効果があるとわかりました。
BiDilが明らかに有効であるとわかっているにも関わらずプラセボ服用を続けることは倫理に反すると判断されたためです。
BiDilは経口製剤で、一酸化窒素の作用を増強する作用があります。
第3相試験の完全な解析結果は2004年4Q中に発表される予定です。また最速で、2005年中に販売承認される可能性があります。
BiDilは一酸化窒素のエンハンサーで、isosorbide dinitrateとhydralazineの合剤です。Isosorbide dinitrateは一酸化窒素の提供者で、Hydralazineは血管を拡張させる作用と、Isosorbide dinitrateによって作られる一酸化窒素が不活性化されるのを防ぐ作用があります。
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