子宮頸癌の放射線療法を受ける女性の卵巣を上腕に自己移植して機能を温存できた
Free!若い女性におきた子宮頸癌の治療では、標準的な手術の後に放射線療法を実施します。癌の治癒率は顕著に改善したものの、この方法は不妊や早発閉経といった障害を引き起こします。
この障害を避けるために、放射線を照射する部分以外に卵巣を自己移植することで卵巣機能を温存する方法が開発されています。
2004年11月8日のCancer誌に「子宮頸癌の手術時に片方の卵巣を取り除き、その卵巣を左上腕に自己移植することで卵巣機能を温存することに成功した」という報告が発表されました。
上腕に移植した卵巣は正常な卵巣周期を保持し、1年以上にわたって卵胞が形成されました。
この結果から、癌の治療で閉経してしまう恐れがある女性に対し、卵巣の上腕への自己移植は生殖機能を保持する有用な方法であると考えられました。
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